青春18きっぷでどこまで行けるか。中部地方から出発します。Yahoo乗換案内で自宅の最寄り駅から、とにかく思い付いた行ってみたい観光地の最寄り駅を入力して、現実的にどこまで行けるかを考えてみる。近場は行ってしまったから、出来たら行ったことのない、そこそこ遠い所に行ってみたい。でも、何時間も電車に揺られるのに、体がどれくらい耐えられるだろう。
快速を乗り継いでも、在来線で決定した目的地までは6時間以上。ただでさえ乗車時間が長いのに、1本でも乗り間違えたりしたら大惨事。まずは名古屋→静岡方面に向かいます。浜松までは進行方向の2人掛け席に座れて快適。しかし！浜松→熱海までは進行方向に向かって横向きに伸びたロングシートで、(多分)普通列車のみ。34駅各駅停車で2時間半ほど過ごす。出入りする色んな人の顔が見える…。顔を上げれば誰かと目が合う。腰掛けた席の目の前に何人も立って乗車…。荷物が膝の上で重い…。隣の人と席が近い…。というか、右の人とも左の人とも、肩が当たる程狭い…。なんだか落ち着かない…。めちゃくちゃ辛かった…。それでも車窓(ドア)から海が見えて束の間癒されました。
ところで私、19歳で出産しまして、数年前に子育てゴールしました。若い時、遊んでないんです。子育てで自分のことは後回し、持病は悪化する、元旦那さんの借金苦からの離婚。それから、この歳になると友達や知り合いを何人か見送ることもあったんです。亡くなるような年齢ではなかった人たち。そう思うと、１回しかない人生で我慢する必要ってあるのかな？私、まだまだ遊んでないんですけどー！
やって来ました！小田急線、片瀬江ノ島駅。1人で。笑。竜宮城みたいだなー。無事に辿り着けて良かった…。
何度も言いますが19歳で出産しまして、同級生はまだ子育て真っ最中。ママ友も、まだ末子を子育て中か、もしくは旦那様がいると遠出はなかなか…。私に旦那はいない。子供と行くと、私が行きたい所なんだから、なんだかんだで私が金を払うことになる。金はない。そもそも金がないから、青春18きっぷなんだ。取り戻すぞ、青春め。よし、1人で行こう。
駅構内に新江ノ島水族館のクラゲの水槽がありました。かわいい。そして癒される。反射しているのは私。おひとり様です。1人、悪くないです。むしろ、いい！
初江ノ島！思ったより大きい！テンション上がる！あれがシーキャンドルかなって眺めながら橋を渡る。
大鳥居かな。参道の両端にレトロな商店等が続き、趣深いです。一礼して潜ります。
朱色の鳥居に辿り着きました。琵琶を模した看板に江島神社の文字。こんな遠くまで、たった1人でやって来たんだなって実感にわくわくします。確かに若いうちに色んな所には行けなかったけど、だからこそ、この程度の遠出でわくわく出来るのも、有り難いことないかもしれないです。
江ノ島での初ねこさん。トータルで4匹のねこさんに会えました。人懐っこくて、この子だけ触らせてくれました。道行く人が目尻を下げて、ねこを触りたがる。ねこに近付きたがる。人はもふもふを触りたい。もっと傍にねこがいれば、戦争は終わるんじゃないかと思う。
階段を降りた先が海！ジブリみたい！魔女の宅急便みたい！誰かと「わーわーきゃーきゃー」言う楽しさって最高なんだけど。1人で味わう景色はダイレクトに目に焼き付いて、もう1つの最高なのだと思う。1人で食べるごはんが、ちゃんと味が分かって案外美味しかったりするように、1人は1人の醍醐味がある。
岩屋の方まで歩いてきました。朱色の橋、空と海の青が美しい。ずっと見てられそう。
入り口でキャンドル貰いました。江の島シーキャンドルに因んで？キャンドルなのかな。中は真っ暗で、ババアは1人で暗闇のダンジョンを進みます。ドラクエの曲が脳内に流れる。
キャンドルを返して、更に奥に進むと！なんか、思ってたのと違う！笑。日本三大弁天様の1つ、神聖な場所だと思っていたから…。神聖な場所なんだけど。イルミネーションが現代的で、なんだか笑っちゃった。なばなの里の光のイルミネーションを思い出しました。(中部地方在住なので)
この奥を更に進むと龍神様が祀られていました。手を叩いてください的な看板表示があったので。おッ、これは拍手が狭い洞窟内で反響する、お寺なんかにあるアレだなと思い。拍手してみると！なんと！龍神様が「がおー」と鳴きました。龍って「がおー」なん？なんか色々と思ってたのと違ったけど、おかげで楽しめました。笑。
参道を引き返して歩いていると、みんな手に持っているんです。たこせん。食べたくなるやん。即買い。めちゃくちゃ美味しい！
そして見つけてしまった、しらすソフト。一体どんな味なんだ。ソフトクリームとしらすのコラボ。冬の青春18きっぷで行ったので、ソフトクリームなんて誰も食べてなかったけど。食べたいので、購入。なんとも言えないあまじょっぱさ！美味しい！しらすをソフトクリームにしようと考えた方、国民栄誉賞差し上げたいです。
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